主要人物の設定が薄っぺらい。特に顕著なのが主人公。
空中海賊と対決するエピソードはひどいものだった。
高所で足場が少ないところを、ふらつきながら
どうしてあれほどの距離を飛び移れるのか。
賊が発砲を躊躇したから、主人公は生還できたのである。
敵が素人だったので難を逃れたが、手練れなら殺されている。
龍を狩る理由を問われ「食うため」と応えたり
女性クルーにセクハラをして恥じない主人公。
作者の精神性がうかがい知れる。
https://ch.nicovideo.jp/showbyrock-m
https://www.amazon.co.jp/dp/B083QK8BHH
https://www.b-ch.com/titles/6798/
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=23152
https://fod.fujitv.co.jp/title/5a88/
https://www.nicovideo.jp/series/89029
主要キャラクターは旧作よりインパクトが薄れているものの
曲はシリーズ屈指の傑作であった。
各シリーズに共通して思うことだが、
SHOW BY ROCK!! に男キャラは必要だろうか。
くだらないことでがなりたて、問題を一層深刻にする。
尺を埋めるにしても他にできることはなかったのかと
疑問に思う。
「軍事利用」について疑義を呈する意見が散見されるので
自分も持論を。
戦記物で、魔法使いが正規軍に加わっている設定の作品は
いくらでもある。魔法使いが自ら志願兵になるのだから、
魔法が軍事利用されることの是非を問う以前の問題だろう。
有名タイトルの登場人物を借用し
舞台設定を学校に置き換えたパロディ作。
過去にも、このような趣向の企画に先例がある。
特筆すべきはエンディングテーマ曲だろう。
曲自体も疾走感のある良作だが
あえて雑音を取り除かず、丹念な造りにしないことで
若さ、初々しさを表現する効果を発揮している。
https://ch.nicovideo.jp/isyuzoku
https://abema.tv/video/title/25-271 https://fod.fujitv.co.jp/title/d1iv/ https://www.amazon.co.jp/dp/B083PRN475 https://www.b-ch.com/titles/6788/
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=23140 https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=23128 https://www.amazon.co.jp/dp/B0DSCRP57K
https://www.nicovideo.jp/series/93235 https://www.nicovideo.jp/series/89025
https://web.archive.org/web/20210412192348/abema.tv/video/title/54-42 https://fod.fujitv.co.jp/title/5c18/ https://www.amazon.co.jp/dp/B083PRRV73
ここまで設定を練り込んだのだから、1年くらい続けてほしかった。
展開が遅いから、1年やるものと思っていたので
11話の急展開に絶句した。
決勝進出チームは、出会ったライバル総員。
モブキャラは不在。出来レースにしか見えない。
架空の世界でドラマを撮っているかのような感覚を覚えた。
序盤の1クールは出会いと準備期間、そこから2クールかけて
主人公チームが予選を勝ち上がり、終盤5~6話で
各チームの細かな駆け引きを描く決勝をやるもの、
と予想していたので、ラスト2話の詰め込み感が否めない。
資料を見ると、制作者は
好きでアニメをやっている人たちであることはわかったので
スタッフの健康面を考慮して1クールに収めたとしたら、
その判断に異存はないし
予選をすっ飛ばした11話の展開を除けば申し分の無い出来。
1年くらいかけて完全版で観たかったと思う。
女性キャラクターの顔立ちが、
まるでスタンプにして押したようにそっくりで
制作現場の「効率重視」な方針を感じ取れる。
これはまだよいとして、看過できないのは
劇中に作者が私怨をこめたとみられる演出が
散見される点である。
(平岡の言い分は概ねもっともだと思ったが)
特に「続・ちゃぶ台返し」の回は
出版社に対する描写が、度が過ぎていると感じた。
類例があるなら、経緯を知りたいものだし
もし劇中に登場した出版社や原作者にモデルが存在しないなら、
そのほうが問題だろう。取引先への背信行為ではないのか。
こうした演出をよしとする視聴者には、それとは逆に
「制作者が、原作者の意にそぐわないものを作ってしまう」
ことへの是非を問いたいものだ。
根底に流れる「同業者バンザイ!」な空気感が気味悪かった。
原作の無いオリジナル作であることが、ますます印象を悪くしている。
「原作が無いから、これほどの暴挙ができたのか」と勘ぐってしまう。