以前一話だけを視聴して好みに合わないと放置していた作品。
改めて全話視聴し、印象が変わりました。
個々のキャラのエピソードがこの作品の一番の魅力かなと思えました。基本的にやっていることに正義はありませんが、キャラ個人にはそれなりの正義がちゃんとありますし、それがとても分かりやすく描かれています。そしてなんと言っても全員散り際が美しいです。劇中、こいつ面倒くさいな…と思っても散り際を見てみると、なんか良いやつだったな…と思えてきます。結局、誰もが幸せにはならない物語です。薄々それに気づきつつ、殺しはやめることができない業に囚われています。
そういう展開がクセにもなるので、最後まで飽きが来ずに見ることができました。
映像的に光るものはあまり見られませんでしたが、キャラデザは嫌いじゃないです。
個人的に岩崎琢さんが好きという贔屓目も多少ありますが、音楽はカッコよく決まってて、聞いていて気持ちが良かったです。どことなく中東的、アジア的な雰囲気。キャラの服装や小物にもアジア的なものが取り入れられていました。