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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

評価は「とても良い」、というかここ数年のアニメと比べて作り手の意気込みも出来上がりもレベルが違う。圧倒的な作品ではあるが、デビルマンの原作を結末まで描くアニメとして評価が賛否両論(驚くべき事に否が若干多い)なのも頷ける。そもそもデビルマンという漫画は一つの伝説であり、「魔法少女まどか☆マギカ」も「進撃の巨人」も、更には「新世紀エヴァンゲリオン」も多大な影響を受けている。そして現在、この三作から影響を受けた作品も掃いて捨てるほどある。主人公が信じていた世界が実は全く違っていた、という今となってはありありの展開は全てここに遡れるのだから当たり前か。なのでいくら完璧に作り上げても賛否が出るのは当たり前なのだ(むしろこの伝説的作品をあぁいう実写映画にする事を誰も止められなかったのが恐ろしい事だ)。湯浅政明という奇才の手にかかり、今の若い人が新たにデビルマンの入り口を見つけた事、その事実を喜ぼうではないか。裏切り者の~名を受けて~♪

今回の「DEVILMAN crybaby」で感心した改変。かつてデビルマンのアニメは存在したが、原作のアニメ化ではなくデビルマンはスーパーヒーローだった。今作では、「かつてスーパーヒーローアニメ『デビルマン』が存在した世界」が舞台となっている。まず次々に世界で現れる悪魔が明らかになり、次にそれと戦うデビルマンの存在が明らかになる。しかしそれは飛鳥了の手で、しかもスーパーヒーローではなく悪魔の仲間だという位置付けで告発される。現代的なアプローチだ…。あと、まさか不動明が飛鳥了に「あ~ん」する場面があるなんて。結末を知っている人へのサービスか?。



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