僕愛から見ての君愛
パレルシフトの上で繰り広げられる二人のロマンスと、暦が栞のために捧げる一途な想いが切なかった……
栞が「私のために、それだけのために暦くんが生きてるなんてそんなの嫌だよ」って言葉に返す「栞のためだけに生きていたい、俺を一人にしないでくれよ」って暦の台詞に二人の全てが詰まっているような気がした
虚質のもつれでどんな世界線でも一緒に結び付けられた二人や、世界線と時を超えた二人の約束の再会は、二人が想い合ったからこそ掴めた運命や繋がりを感じて、切ないけれど幸せだった
可能性が生きている暖かさだと栞は言っていたけれど、確かにそうだと思う
栞は幽霊になっちゃったし肉体はもうないけれど、暦が栞を取り戻せると信じて、栞の幸せのために暦が想い続けている限りは、栞は生きているんだと思う