俺たちのヴァッシュが帰ってきた!
正直、原作ファンとしては「これトライガンである必要ある?」って思いながら見てました。トライガンの世界観とキャラクターを流用した新作と思って差し支えありません。エヴァ新劇場版の比じゃないです。ツッコミどころ満載。
でも、最終回で俺たちのヴァッシュが帰って来ます。他にも色々と「あ、これやっぱりトライガンだ」って思えました。こればっかりは最終回まで見てもらうしかないですね。それでも納得できない人は納得できないでしょうけど。
ストーリーはトライガンマキシマムの終盤の雰囲気に近いので、とにかく重くて暗いです。ここは好みが分かれるでしょう。たぶん2023年冬アニメの中で最も暗い雰囲気のアニメだと思います。
スタイリッシュなSF演出、そしてケレン味優先のストーリーはまさに「ハリウッド版トライガン」という感じ。でも、脚本は日本人なので内容はちゃんとしてる。原作もアメコミっぽさはありましたが、より海外を強く意識した作品だと思います。
CGのクオリティはかなり高いです。ピクサー映画みたいなCGと日本人の好きなセルライクCGのハイブリッドみたいな作画がアニメ向きですごくしっくりきてます。
完結編はさらに原作要素が増えそうなので楽しみ。原作との違いに抵抗を感じつつも、最後まで見てよかったです。
やっぱりエコノミー!目指すはブルジョワ〜♪
EDは2023冬アニメで一番好きでした。
異世界に地球文明を持ち込んで成り上がれ!
ミツハ殿の可愛さと現代テクノロジー無双を楽しむアニメ。ジャンルはなんだろ、ご都合展開の嵐なのでファンタジーというよりコメディだと思うんですよね。
主役のミツハ殿の作画が安定、OPもEDもミツハ推しなので、とにかくミツハ殿(とコレットちゃん)の可愛さで押し切ろうという強い意志を感じる。ファンの自分から見ても正直そんなに内容のあるアニメじゃないです。
▼以下若干ネタバレ
お金を貯めていく過程を楽しむアニメかと思いきや、金貨の要素が途中で迷子になっちゃったのが残念。ミツハ殿も強かではあるもののそこまでガメツイ守銭奴というわけでもなくて、金貨を集める手段としていろいろ動いてるのはわかるんだけど、結局金貨はどのくらい貯まったのか分からないまま終了。新米錬金術師みたいに「現在の金貨は何枚」とかやった方が良かったな〜。
文明レベルが中世ヨーロッパ風の異世界でシャンプー売ったり美味しい料理で驚かれたり。(あれ?どこかで見たような…)雷の皇女(姫巫女?)になったあたりから急激に失速してしまったので終盤はしんどかった。
金塊争奪戦が本格化!ついにのっぺら坊の正体が明らかに!
どんどん複雑化していく物語と、陰謀・共闘・裏切りの連続がもたらす緊張感は見応え抜群。
でも話が複雑化しすぎて付いていくのが大変!ただでさえ金塊を狙う勢力が3つもあって、それぞれ目的が違っていて登場人物も多い。それが二手に分かれて別行動したり、別の勢力同士が行動を共にしたりして、その中でさらに裏切りがあったり内通者がいたりするのでたまにわけわからなくなる。しかも全部を同時並行で見せられるから頭が追いつかない。特に尾形!お前だお前!
「あれ、なんでこいつら一緒にいるんだっけ?」「今どこに向かってんだっけ?」みたいなことにしょっちゅうなる。三つ巴って脚本難しいんですよね。
分からないところは解説サイトを見よう!