アニメ本編を見たのはもう10年以上前で、内容はかなりうろ覚えだったけど、それでも普通に号泣。
総集編的な内容なので、思い出しながら見れたのが良かった。それでいて視点が違うから、新鮮な気持ちで見ることができて、ただの総集編で終わってないところが素晴らしい。
アニメ本編を見てる前提の作品だけど、本編を見たなら是非見ておきたい一本。
ショートアニメ形式の異世界ファンタジー
異世界ファンタジーでは珍しい短編ストーリーを繋げた形式がユニークで、なろう系に食傷気味の方にもおすすめ。何より、主人公のサイトウの地味さは異世界転生モノでもトップクラス。でも普通な人が少ない異世界ではそれが個性になってる。
作画は綺麗で安定しているけど、原作と比べると作画がかなりアニメ的。原作の一番の特徴である独特の絵のタッチと雰囲気が再現できてたらもっと良かった。「異世界おじさん」があれだけ再現できてたのを考えると、もう少しなんとかできた気がする。
内容の半分はギャグ。残り半分はシリアス。ギャグがメインでたまにシリアスではなく、シリアスがメインでたまにギャグってわけでもないので、ギャグ路線なのか真面目路線なのかどっちつかずになってしまった感はある。
個人的には忍者のエピソードが1番好き。特に悪魔コンビが最高。ただ、これに限らずシリアスな話は細切れの短編ストーリーにしなくて良かったと思う。せっかくいい話なのに途中で切られていちいちギャグ調のサブタイが挟まれるのはテンポが悪く感じた。あと、サブキャラ達のエピソードにもっと尺を充てて欲しかった。ギブングル以外の出番が少なくて、サブキャラへの思い入れが弱いから最終回があまり感動しなかった。特にリリーザはポテンシャルがあるのでもったいない。
色々と気になってしまったけど、手堅く作られてるとは思うので普通に面白いアニメ。自分は一応原作をTwitterで見たことがあったので、動いてるラファンパンが見られただけで満足です。
ありそうでなかった?体育会系ラブコメ
基本的には、よくある幼馴染から恋愛に発展する話。なんだけど、揃って脳筋だから恋愛に対して免疫がない上に不器用すぎてやってることが的外れなのがおもしろポイント。さらに2人を応援してるんだかしてないんだか分からないみすずちゃんが入って引っ掻き回すのがまた面白い。
ドロドロしたところが一切ないストーリーは、まさに男と男の戦いが終わった後のような爽やかさ。ラブコメが苦手な人もぜひ!
▼以下ネタバレ含む
途中から入ってくるキャロルは単なる不思議ちゃんかと思いきや一番まともだったりして、ここまでのキーパーソンになるとは思わなかった。
みすずちゃんは、女らしくなるようにトモに対してアドバイスしたことを後悔していて、その償い?としてトモを応援していたというのが基本スタンスなんだろうけど、途中では2人をオモチャにして楽しんでたような発言もあったので、結局何をしたかったのか自分はよくわかりませんでした。途中でキャラが変わったので、考え方が変わったのかもしれないけど、特にきっかけになるようなエピソードもなかったような気がするし…やっぱりキャロルがいなかったら成立しなかったんだろうなぁ。