たぶん宮崎駿作品の中で最も人気があるアニメですよね。確かに面白いし、こういうの好きな人多いと思う。
伝えたいメッセージは、精霊的なものを信じて、自然を大事にしましょう的なことなのかな?それとも子供はピュアだということを言いたかったのかな?それとも単にトトロの可愛さで人気なのかな?ちょっと自分は作品のメッセージや魅力が分からなかった。
なので、個人的には「そこまで面白いか?」って感じてしまって、自分が多くの人とは感性や嗜好が違うんだなと自覚するきっかけになった作品。ディズニーとかも面白いと感じないので、たぶんそういうのが苦手な人なんだと思う。自分は。
ジブリ作品あんまり得意じゃないと思ってたけど、そういえばこれと紅の豚、魔女の宅急便は割と楽しめた記憶があるので、意外と好きなのかも知れない。
北海道ガイドのアシリパさんと巡るアイヌ文化ツアー。
明治末期の北海道を舞台にした金塊争奪戦というユニークな着眼点はもちろん、思った以上にアイヌ文化の描写に重点を置かれてるところが面白いですよね。
原作は読んでないですが、1期はかなり長い話の序章という感じなので、三つ巴で金塊を巡る勢力が出揃う、顔見せ的な内容。視聴前に番宣イラストなんかを見た印象だと、アシリパさんがもっと戦闘に参加するイメージだったんですが、実際はマスコット的な水先案内人という位置付けだったのが個人的には意外。でも、これでいいと思う。
基本的には暴力が全てを解決するストーリーながら、1期の内容の3割くらいは、グルメあり異文化交流ありのアイヌ文化ガイドなので、それがメリハリになってて面白い。
本格的にアイヌ文化を取り上げたという点でも結構貴重な作品だと思う。
必殺仕事人アニメ!オープニングがカッコよくて毎週楽しみでした。
アヘンに人生を狂わされた元薩摩藩士・繰馬雷蔵が、闇の殺し屋「利便事屋」として生きる様を描いたダークヒーロー活劇。時代はおそらく幕末〜明治、アヘンが出てくるので1840年前後が舞台と思われる。
アヘンを巡って様々な組織が暗躍する緊張感あるストーリーに、アニメならではのバトル描写とキャラの個性が光る。
かなり言葉遣いが時代がかっていて、下手な時代劇より難解な単語も出てくるので、視聴の際は字幕必須。いちいち単語の意味を調べながら見てました。
あくまでも「繰馬雷蔵の生き様を描いた」ストーリーなので、主人公は雷蔵であって利便事屋ではない点は視聴に当たって心構えが必要。
時代劇はお金がかかるので、今は大河と映画を残してかなり減ってしまいましたが、アニメでこういうのをやってくれるのはありがたいですね。
▼以下ネタバレ
そのため、鳰を除く利便事屋の面々については過去や秘密についての描写はなし。また、利便事屋に殺しを依頼する礼拝堂の裏の顔についても伏線自体はあるものの、未解決のまま雷蔵が宿願を果たし死亡して物語が完結するので正体は不明。この辺りがだいぶ消化不良でモヤっとする点。そのあたりが虚淵玄らしいけど。