一言でこの作品を表すと幸せになるツボ商法でした。
悪い意味ではなく、スーパーカブによって新しい出会いに触れる主人公(小熊)が何かと語りかける様子がまさにツボ売りなのでこんな表現をしました。
感じの内容ですが、とにかくカブを褒めることが多いアニメです。
世界的にも最高傑作と名高いカブですが、日本では郵便配達かおじちゃんの乗り物という印象が強いのではないでしょうか?
そういったイメージを女子高生が乗るから良いイメージに転換されるし、物語として描いたほうが万人にとっても受け取りやすい。カブ自体の良さをとにかく伝えようとするいいアニメだなという印象を受けました。
主人公の小熊自体がかなりぶっきらぼうで無表情。カブと触れ合っているとふと笑みが漏れてしまうような、中身おっさんの女子高生です。
そんな彼女がカブに乗るからこそカブの良さを受け取りやすいと感じました。
褒めるだけではなく、欠点であったり、迷信的な内容も排除するようにストーリー内で描かれているため知識も増えて面白さも感じました。
ばくおん!!というアニメもありましたが、同じバイクでも全く真逆の伝えたい部分があったアニメなんじゃないでしょうか。
万人ウケこそしないでしょうが、いい雰囲気アニメが好きな私にとってはすごく好きなアニメでした。