マンネリ気味だったのでとりあえず視聴しましたが、とても面白かったです。
結論から言うと魔王軍が「俺らの戦いはこれからだ!」という締りの無い終わりだったので、最後だけ見ると正直微妙という気はします。
しかし、振り返って見てみると話を重ねる毎に何かの違和感を感じる作りになっていてそこに気づき始めるところでこの作品自体良く作られたものだと感じます。(シュタゲほどでは無いですが)
蜘蛛子の爽快無双ぶりと、シュン一行の地道な勇者旅がそれなりのテンポで切り替わるのでそこが注目どころ。蜘蛛子が進化していく過程はポケモンやデジモンで言うワクワク感、シュンが、強くなるのはドラクエ感というふたつ美味しい構成がよく映える。
しかしながら、後半の作画の失速具合にはさすがに笑いました(笑)あそこまで勢いよく作画崩壊が飛んでくると笑いで済んでしまいます。カット割りがあまり良くなかったのもアニメだけでは面白いと言いきれない要素でした。私は全然楽しめたので良かっです。
キャラクターがとても良く、私はソフィアの完成されたビジュアルの虜になってしまいました。種族が吸血鬼、傲慢、少々のツンデレ、ご主人様呼び、完成されすぎて性癖で刺さる人は必ず刺さるんじゃないでしょうか?また、カティア=かなたの心情の変化にも目が離せません。彼はTSヒロインということもあって、心と体の関係、1度死んでからのシュンへの思いは見ててニヤニヤできます。もちろんビジュアルも高貴なお姫様だけど勝気な女という感じもとても良いです。
マンネリしてしまってテンポよく見たいけど、話の内容を求めていないならこの作品を見て欲しいです!