映画大好きポンポさんのCLAPが制作ということで気になっていたため鑑賞。映像やキャラ描写はしっかりと写実的で、作品の雰囲気にも合っていたと思う。煙まで描く花火の作画が印象深かった。
主人公、ヒロインとも雰囲気は良かったが、主人公は淡々とした物静かめのキャラだったので、何としても妹を取り戻したい…といったような執念深さのようなものは感じ取りづらかったかもしれない。しかしリスク覚悟でウラシマトンネル内を14時間も歩いたのは普通にすごい。ヒロインも鋭さのある感じでキャラ立ってはいたが、転校初日で人を殴るのはさすがに良くないと思ってしまった...。そのため、ヒロインにそこまで萌えれず恋愛ものとしてドキドキしながら観るということは個人的にはできなかった。恋愛ものとして観るにはもう少し恋心の積み重ねが欲しかったように思う。
夏、海近くの駅、青空、ひまわり、祭り、浴衣、花火、ウラシマトンネルの不思議さ、二人だけの秘密(共同戦線)......といった雰囲気はシンプルによかったので、全体的にはプラス評価。