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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

チェンソーマンレゼ篇
2025/10/05@池袋HUMAXシネマ

見終えた後に存在しない何かを失った喪失感の様な寂寥感の様な、沈んだ、言いしれぬ余韻がまだ残っている。

まず一番最初に言いたいこととしては、レゼさん、好きです。(イキ告)
めちゃくちゃ美人で、その上めちゃくちゃ俺のことが好きで、しかもめちゃくちゃ強い女、好きに決まってんだろ……レゼ、好きだ……。

アニメは見てたんだけど漫画は未履修だった。なんか、漫画読むと、負けた気がして……。

(コレはただのド偏見)藤本タツキの作品は好きだけど、藤本タツキの作品が好きな人間は好きになれそうにないので、ガチファンにはならない程度にちゃんと履修していきたいな

けどタイムラインにレゼとかいう女のイラストが出てくるようになって(流石に存在は知っている)、どうも敵方らしいというのをイラストから察してしまい、下手なネタバレを食らう前に見ておかんとなと思って観に来たが正解だった。まさかこんなにガッツリ異形頭になってもなおカッコ良いと思える圧倒的な暴力性を宿した強さが見られるとは思ってなかった。
頭を自ら切り落として突っ込むとことか意味分からんすぎてサイコーだったもんな!指パッチンがいるのか?とか投げた物を爆発物に変えているのか?とか湿気ったらアウトなんか?とか細かい所気にし始めるとキリが無いけど(全体的にマスタング大佐対策か?)、そこを全て勢いと演出でぶっ倒している凄い作品だと改めて感じるわね。
無限の悪魔の時もどうすんねんと思いきやゴリ押しな解決だったしな……。

最後に希望を見せておいて、より強い黒幕の片鱗をチラ見せする、メリーバッドエンドに近い終わり方もゾクゾクしちゃったね…。
正確にはマキマさん的な立場から見たらめちゃくちゃ厄介な悪魔を倒したに過ぎないので何もオカシイ所はないのだけれど。
カフェ(明るい場所)を目指して走っている所にネズミの大群から現れるあの姿は恐怖と呼べるものだろう。
それよりもあんなに、街という街を破壊して大損害を与えた存在でさえも、変身する前にワンパンで追い込めば即殺出来るというのが。
呆気ないと見るべきなのか、マキマや天使との力の差と見るべきなのか。

プールのシーンの蜘蛛とか分かりやすいのもヒョエ〜となっちゃうね!漫画でもちゃんと描かれてるのかな

チェンソーという特性を活かそうぜ?みたいな話を出しておいて一旦「いやそれはちげーよ!w」という案を出して、それがボケかと思いきやそのまま進めて「マジでそのまま戦うのかよ!w」とやった後、ちゃんと敵を倒す所でチェンソーのチェーンという特性を活かして倒すの、話作りが上手ェ〜〜。

音楽が牛尾憲輔だったのも改めて気付いた。自分が明確に牛尾憲輔を認識したのが直近のきみの色だったからなのはある。
メインの曲をやってる米津玄師は本作で2曲も作ってたのか(片方は共作?)と驚いた。今作はアニメからまたガラッとテイストが変わっていて、OPのアイリスアウトはエレクトロスウィングぽく、EDはしっとり三拍子RB(か?)とホンマに作風の幅がバケモンや……。そしてどっちもタイトルがニヤニヤもので凄い。見えない所に解釈の補助線を見出すのが上手い人間、二次創作とかにもいるけどやっぱり知識量とか下調べの幅が凄いんだろうなと思う。着想のキッカケが知りたいね。

それはそうと、超順張り大ヒット作品の映画を、大流行してるタイミングで、池袋のメインストリートド真ん中にある映画館で観たんですけど。
周りの客がギャル系の女かカップルか全然オタクとかじゃなさそうな男二人組とかでしかも席もギッチリ満席で、普段見る変な映画と明らかに客層が違っていて完全に異文化だった……。
上映前も皆喋りまくりだし、上映開始してもOP途中で遅れて入ってくる人もチラホラいたし。
初めて映画を楽しめないかもと覚悟をしたけど、流石に上映開始して暫くしたら皆静かだったし、マナー悪いとかは無くて安心した。

いや、やっぱりレゼさん(CV上田麗奈さん)、好きだな………。人生破壊してくる女に人生破壊されたいよ。
ファムファタールとは違うねん、世界じゃなくていいから俺の人生を狂わせてくれって言ってンの‼️‼️



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