ラスト3回くらい泣かせに来るのやめて欲しい(大泣き)
流行ってるので、出だしから何かあるのかなと思ってたけど、まさに本編からの続きで(制作陣もここまでの大ヒットは狙ってなかったのかな?)。あと、汽車の造形といい、流石の迫力な作画でした。
そして、始まる鬼との戦闘。夢で家族に謝り続けながら戦いに戻る炭治郎の切なさ悲しさはとても印象的。そして、夢の中で自殺することで術を解くという、明解かつショッキングな対抗策を後々の伏線にしたのはうまいなと。
あと、各々の深層心理も描写されたのが面白い。ひたすらに優しい空間だったり、燃えていたり、暗かったり。夢への対処も各々工夫されていて物語的に良く作り込まれてるのは流石ジャンプだなと。
電車内外でのバトルは作画が凄いのはもちろん、音響が映画館を最大限に活用してる。金属音、衝撃音、爆発音、そしてその方向性。汽車×派手な技と、スタッフさん楽しかっただろうなぁ(笑)
そして後半のバトルシーン。敵を倒した後に上弦の敵。圧倒的な再生能力に徐々に削られる煉獄に敗北を予感させるのが辛い時間。それでも最期まで「守り抜く」という宣言を果たし上げ、柱を全うする姿には少しの感動と切なさ溢れる。
極めつけはラスト。「卑怯」だと罵る炭治郎、泣くなと言いつつ大泣きしてる伊之助。それぞれがそれぞれの語り口で自分の溢れる想いをやるせなくぶつける様は耐え難い描写。ここまで練り上げた構成には脱帽しかない。
衝撃的な今回の経験。各々がどう受け止めて行くのか、続きが待ち遠しいところ。