時を戻る系だったので、何かしら悲劇が起きそうな予感はしていましたが、想像以上の展開に息を飲む。
エステルがセレナ両親を家から避難させることに成功するものの、めった刺しに違和感を覚えたイレイナは、エステルの推測の誤りを疑う。この時歩いていた路地でポツリポツリと滴る水滴の音はすでに殺された両親の血だったんだなとか、「両親に虐待を受けていた」という話が叔父の時の言い分と同じだなぁとか、もしかして初対面の時のバスケットの中身は黒フードとナイフだったのかなとか、考えると震えが止まらない。
出だしの「記憶を魔力に変える」といった説明が、ラストに繋がるといった構成、ホントそそるなぁ。