まさかリコリコが閉店しちゃうとはなぁという出だしにしみじみしつつ、リコリコの思い出や晴れ着への感謝を述べる千束に対しこれまで秘密にしてきた「殺し屋を育てる」という約束と相反する思い・罪悪感を吐露するミカの描写が印象的過ぎていけない。そんな彼を否定もせずになお前向きに彼らをとらえ続ける千束ちゃんの聖母みにうっとりしつつ、そんな彼らにこんなほっこりとした父娘関係は似合わないとばかりの緊急呼び出しと人質を用いた脅迫のダブルパンチと。物語的には激アツですが、どこまでも千束を戦いの中へ巻き込んでいく現実はちょっと切ない。