戦争は終わっていないと灰神楽の暴走から始まったこの惨劇を、機械人形の新しい役割を探す中で見つけた「歌でみんなを楽しませる」という行為で沈めていく灰桜たちが尊いですし、それは菊花とともにいたあの頃から願っていた戦争を止めたいという願いにも通ずる辺り、めちゃくちゃ考えられた構成だなぁと、序盤なのに涙が止まらなかったです。
そして、回復不能な傷を負った灰桜。思い出せなくて周りを悲しませるのではなく、初期化して自分がなくなろうとも一歩踏み出す様子には最後の最後までkeyさんに泣かされてしまったなぁ。
とてもいい作品でした。