小説家を目指す主人公にとって,話すよりも文字で伝える方が主人公に向いているってのは自然でしたし,だからこそ学校だと喋らないのにラインだと喋れるという状況はスルリと共感できましたし,共感できたからこそ,茜と小太郎のライン会話にジーンと来ました.
小太郎のお参りの丁寧さに茜への想いが溢れてましたし,口を濯ぐ仕草には一種のエロさがにじみ出ていて,作画も丁寧に行われているなぁと感心しました.小太郎が願いを込めると同時に茜がスタートを切る.見ているこっちからも「小太郎の想い届け~」って感じでした.
タイトルの「月に吠える」にほど遠い霞むような声の「付き合って...」のセリフ.悩んだ末に出たセリフだけあってこの一言に想いが凝縮していますね.この後がとても気になりました.
そして,茜一家のお父さんが無視され気味なのが少し気の毒でした(笑)