ゲームアニメ化は基本、購買意欲に直結しない。
しかし、本作はそれに反して意欲を掻き立てられる。
見たが最後、あなたはサイバーパンク2077を買ってとある敵を倒しに行きたくなること請け合いだ。事実、アニメ発表後に売り上げが上がり、steamの同時接続数が鰻登りに上昇している。かくいう私も積んでいたゲームをかなり進められている。
有意に購買意欲、そしてゲームプレイにリーチした作品としてここに記録したい。その特筆すべき手法は用語を解説しないことだ。
主人公であるデイビッドはクロームやネットランナーについて何なのか、劇中でメインや他の人物に問い直したりはしなかった。常識だからだ。
世界観を説明することを目的にすると、この世界に初めてきたような記憶喪失が出てきたり、ゲームのチュートリアルのような基本確認をしがちだ。
そのメソッドを使わないように務めたのが功を奏している。何を言っているのかわからないと楽しめない人は切って捨てた形になったけどもね。
内容はとても良い。が、レベッカが尊いとか大人のおもちゃが画面によく出る、といった評はここで取り上げるにとどめる。
とてもよくまとまっており、視聴後の感覚は切ない。
アダム・スマッシャーは絶対に殺すんだ。いいね?