吹奏楽要素は薄く、青春ミステリが中心の作品だと思った。
それにしても尺の都合なのか、地区大会、県大会の演奏シーンすらないのはちょっと拍子抜けだった。
謎を解いて仲間を増やしていくという青春ものとしては王道な展開をホモで主人公の恋のライバル兼幼馴染の春太という強烈なキャラが作品をとても面白くしていたと思う。
個人的には最初のシーンではポケットティッシュを持っていなかった春太が最後のシーンで泣いている千夏にポケットティッシュを差し出していて、作品を通して互いへの理解が深まっていることが分かり良いシーンだと思った。