敷かれたレールの上を歩くような生き方をしたくないとか、女の子を好きになりたいとか、中学生男子の割とありふれた願望を吸血鬼との出会いで一気に昇華させた良作だったと思う。演出も尖ってて作風にあってて印象に残るシーンが多かった。Creepy Nutsの曲も癖になる。加速度的に面白さを感じられた作品でした。
百合を強く意識させられる作風だけど、あくまで千束とたきなは相棒で、シナリオの邪魔になるような露骨なシーンが無かったのが良かった。それに脇を固める男たちが良い味出してた。特に真島は初期は小物っぽさ満載だったのにラストではしっかりラスボスで純粋にカッコ良いなと思った。
シナリオもキャラクターも今年のオリジナル作品で1番いい出来だったんじゃないかな。
相変わらずの胸を抉る展開と壮大な世界観がたまらない作品でしたね。今回はメイン3人が無事な分舞台である村の設定が特に度し難かった。村の住人やらファプタをみて、生き続けることについて考えさせられたし、この大穴で思い通り冒険していくのが難しいか伝わってきた。どうかヴエコとイルミューイには来世で幸せになって欲しい…
個人的に水斗がキツすぎてしんどかった。
やっぱり男が受け身になる系のラブコメは内面外面問わずある程度女の子からアプローチしてくれるだけの説得力が無いと成り立たないと思うんだけど、それが水斗には1ミリも感じられなかった。だからそんな水斗と禁断の関係になってでも復縁したい結女にも当然共感出来ないなってなってしまった。
高身長でもイケメンでもないスカした陰キャがモテるのは、童貞の妄想としてもなかなか厳しいというかリアリティが無さすぎる。
通称将棋の高木さん。
とはいいつつもからかわれるのは女の子の方。ヒロインのうるしが照れる様子がかわいい作品でした。
地味にタケルと桜子のカップリングも推せた。ラストでお約束展開の繰り返しから脱却して心情が変わってくるとこまで描かれてたのが良かった。あとOPの映像が可愛い。
終始八重花が可愛くて癒される作品だった。
うさぎドロップ等の同系統の作品と比べると大人(霧島)の精神年齢が低く、八重花と霧島のどっちをメインに据えたいのか分からなくなる場面が多々あった。霧島の過去はもっと早め且つしっかり描写されていればより感情移入できたのかもなあと。ヤクザ要素もガバガバ気味でイケメンをたくさん出したいがためだけの設定のようにも感じられてしまった。まあそもそもの問題としてヤクザとハートフルの相性も良いとは言えないと思った…笑