作画の悪さだけが脚を引っ張ったアニメ。
どうして顔の描き方を重そうな感じにしてしまったんだろうかという疑問が残る(スポーツ作品なのだからキャラの動きが多くて作画が大変だろうに)。
スポーツ作品にあるまじき中割りの少なさで、予算か納期のどちらかが足りなかったように見える。
皮肉みたいだが、なぜか「野球が下手な人のプレイあるある」の描写だけはかなり上手かった。
ゲーム本編未履修で視聴したが、(野球という最低9人が必要になる題材では各キャラへのフォーカスが薄く広くな美少女動物園になりがちで不安に思えたのだが)問題なく楽しめた。
後日ゲーム本編を履修したところ、ゲームでは男主人公がいることを知った。
つまりアニメは主人公を抜いて、主人公の役回りを有原に集約して再構成したストーリーになっている。
その挑戦的な変更にも関わらず、ちゃんと1つの作品として成立してたように思う。
ゲーム本編ではもっとキャラがいるのだが、あえてアニメにはごく少人数だけ抜擢したのは英断だったように思う。
ちなみに13話(1~12話の話の翌年度の春の話)がかなり後に公開された。
倉敷には幸せになってほしい。