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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

背中に灰色の羽を生やし、降臨を浮かべる彼女たちに関して明確な答えを提示しないまま進む本編。灰羽の子どもたちだけで過ごす荒廃した建物や、街を大きな囲む壁、独特の習慣・文化のを描写しつつ物語は進む。
一見灰羽達と、舞台であるグリの街の住人とのほのぼのとした日常を描いてるかと思えば、どこか薄暗いものを覗かせる演出や、会話などは頭の隅で僅かなひっかかりを残して行き、徐々に明かされていく世界設定は懐疑心をくすぐり、全く飽きることはなかった。
終盤になっても灰羽と、その世界に関して明確な事が語られることはなかったが、「ああ。そうなんだろうな。」という考えはおそらく視聴した方々は共通して思うであろう。
ともあれ中盤~終盤への畳み掛けは本当に見事だった。癒やしもあり、絶望もあったが最期にはしっかりとした救いがあり、余韻を残しつつもスッキリ終わることができる稀有なアニメだと思う。



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