日常にこそ、事件や冒険、ワクワクがつまっている。
そんなことを思い出した一作でした。
基本的にどの話も切り取った日常を映したものになっています。
どれもありふれた日常なはずなのに、吉田玲子先生にかかれば、それが良質な物語へと変換される。
一見誰でも書けそうな話なのに、その裏には綿密な計算の上で組み立てられた物語が存在する。
脚本家吉田玲子を強く意識したのは『若おかみは小学生』からですが、本作とメダロットでその凄みを存分に味わいました。
何を書かせても、物語る話が必ずおもしろい。
これは吉田玲子先生の作品を深堀りしなくちゃいけない、一生ついていきたい人だ。
そう思わせる魅力がけいおんにはありました。
ほとんど吉田玲子先生の話になってしまいましたが、まとめに一つ。
当たり前の日常だってドラマの一つ、アニメのシナリオを学びたければ、けいおんを見よう!