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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

・たまこがバトン(もち蔵の想い)をキャッチするまでの物語
たまこの部活動と恋心をリンクさせる展開がさすがですよね。
こういう仕掛けかなり好きです。

・変わらない日々を描いたテレビシリーズ、変わりつつある現実を描いた映画版
この劇場版ではみんな変わりましたよね。
高所恐怖症だったのにラストで木に登ったかんな、口下手だったけど留学を決意する史織、最後にはたまこの背中をそっと押したみどり。
なにより恋心を知り変わっていく、たまこの姿が瑞々しく描かれていました。

・デラちゃんという導き手を敢えてカット→悩みまくるたまこともち蔵
テレビではデラちゃんという物語を引っ掻き回す舞台装置があったため、わりとスムーズに物語が進行していました。
しかし劇場版ではデラちゃんがオマケコーナーに左遷。
その結果、悩みまくるたまこともち蔵のかわいい姿が見られたので、結果オーライですね。
便利キャラであるデラちゃんをあえてカットする決意をしたスタッフの皆さんに拍手です。

・辛いとき、悲しいとき、いつももち蔵がそばにいてくれた
このあたりの演出がすごく胸に染みました。
おもちを好きになれたのも、もともとはもち蔵のおかげ。
たまこを構成する最大の要素であるおもちを与えてくれたのですから、そりゃ『大好き!』にもなりますよね。

・キスどころかハグすらない純なラブストーリー
吉田玲子女史の作品って恋愛シーンがほとんどない印象です。
(自分が見たものだとメダロットの『キクヒメの恋』と王ドロボウJINGのカンパリのエピソードくらい? キクヒメの恋はほとんどギャグでしたが。この映画の後の作品だと、かいけつゾロリZZのひみつでBTFをオマージュした恋愛ものを書いてますよね)
そんな中で今回タブーとも言えた恋愛ものにチャレンジしたのは、やはり作中の人物同様にスタッフたちも『成長して変わる』必要があったのかなと、なんとなく思います。



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