非現実的な漫画とかアニメが、
「漫画とかアニメみたいな展開」とか言うのって、
何だか凄く興ざめすることを思い知らされた。
前話でジョーファンもニヤリとするオマージュが多々見られ、入りとしては概ね良かったのだが、
本格的なストーリーの導入・展開として見ると、1クールとは言えやや駆け足に感じ、特に丈と段平の位置づけとなるドッグと南部の背景を含むキャラクター性は、一つの作品として見てもイマイチ弱く、メガロマニアを目指す動機も割と強引に進められてるように見えたり…
勿論今後次第ではあるが、
現状オマージュ以外に心からワクワクするものがないので、
そのなぞっただけのような物語にならないことを期待したい。
思った以上に、本格的な現代舞台のルパン。
その新しい取り組みが吉か凶かはまだ判断しかねるが、しかし先が気になるという意味では、既によくできている…ということなのかもしれない。
特にルパンの珍しい自分語りが見られたのは、中々興味深かった
本格ロボアニメなデザインとは裏腹に、ありそうでなかったまさかの宇宙コメディ。
スターウォーズ以外にも多々感じられる宇宙映画パロディから、実にバカバカしいギャグが、7分間でハイテンポに進んでいくのも心地良い。
とりあえず何でボトルに串を入れようとした!?(笑)
作画は古めかしいけど、アニメーションとしては諸々新しいことを取り入れてるから、
自分が見てたルパンらしさは年々離れて行ってるものの、
新しいルパンが見れてるという意味では、一見の価値は見いだせそう。
一話から連続話構成なのも興味深いし、ネットやスマホの新時代設定や、フランス語を入れるセンス…
そこにルパンならではの新宝島があるか、ひとまず見てみようじゃないの!