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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

稚拙な言葉を綴るのが躊躇われるくらい、本当に本当に素晴らしい作品でした・・・
いくつも素晴らしいと思う点があるので、1つずつ。

まずはキャラクターの魅力の高さ。
ほぼ全員と言っていいくらい登場するキャラクターが魅力的で、「推し」が1人に定められないほどでした。もちろん容姿や言動の可愛さもその理由の1つではあります。ですがそれ以上に、登場人物1人1人のそのパーソナリティや人生背景が深く細かく作り込まれていて、そこに強く愛しさを感じられるのが、大きな要因だと思います。きっと、Quro先生の人間観察の巧さがキャラクターに落とし込まれているのではと推察します。そんなキャラクターの「人間くささ」に強く惹かれました。

次に、劇中に出てくる言葉のセンスの高さ。
「楽しいのおすそわけ」
「ただの光る点だけど、線で結べば星座に、遠くを見ればタイムマシンに・・・」
のように、とても分かりやすく、柔らかで、でも鋭く本質を突いている言葉選びの数々に何度も魅了されました。天体というロマンチックなテーマを抱えている本作品ですが、こうした言葉はそんな星の輝きにを引けを取らないくらい素敵で、大きな魅力の1つだと思います。

3つ目は、「地学」という堅いテーマながら、楽しく分かりやすく知れたこと。
高校で地学を習った時には、内容が自分の生活とイマイチ結びつかなくて、「なんだかよく分かんないなあ」と敬遠した教科でした(笑)でも、この作品を通じて天文はもちろん、地質分野まで、それらが身近にあるってことに気づかされました。実際、この作品に出会ってから空を眺めたり、星座早見盤を見たりすることが増えました。今まで気づけなかったものへの魅力に気づかせてくれたことに感謝の念を覚えます。

他にも、作画の良さはもちろん、声優さんの演技、緻密な考証やロケハンなどなど、良いところを挙げたらキリがありません・・・
掛け値無しに、ここ1年で最高の作品だと私は思います。
Quro先生、そして制作陣の皆様、こんなにも魅力的で素晴らしい作品をありがとうございました。

メモ
Date:2020/1/3-2020/3/27
Ranking:1/10



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