樹木ミサイルの超作画とか、独自の演出を加えた完璧な再現度の真介の一太刀、原作以上に超絶美少女で描かれているたまなど怒涛の展開を彩る作画が目白押し
たまの頭身が上がるのは本来原作では2部からでたまの意思に寄るものでしたが、泰山の逆流した神気により姿が変わるというアイディアはそうきたかという感じ
特に真介に闇を纏わせる為に上から飛びかかる構図に変更したのは屈指の改変点だと思う
相打ちで倒れた真介を見て千本妖狐誕生のダメ押しになるという点も掛け違いの悲壮さを強調されていて、細かな改変点がぴったりハマった最終話だった
千本妖狐周りに関してはCVの熱演とエヴァンコールの劇伴による音響面の演出もお見事でした
数々の改変点が、そこにいた全員の業が縒り集まって大火になるという構図を際立たせるために統制されており、非常にまとまりのある完成度の高い13話でした
しかし改めて一部を見返すと迅火を狂わせたのってやはり明確にたまですよね
悪意は無くても(むしろ善意なのに)人を狂わせるところに妖狐としての業を感じさせる
原作のスリリングなライブ感を、完結後だからこそできるテーマの補強によって一貫性を持たせる作りにホワイトフォックスの愛を感じました