攻殻で言うゴーストダビング。
ヒューマノイドが一人種という程度のかなりリベラルな社会を描いている。
1週間分の記憶というと別に人間でもよくある事なのでヒューマノイドでなくてもと思ったが、妻は死(連続性の喪失という意味でこう言って差し支えないだろう)からフォーマット拒否。夫は一旦見届けるものの、驚くべき事に何喰わぬ顔でバックアップを使用する。こうなると娘が懸念を示していたのが効いてくるわけである。
しかし最初の1週間というのがあまり大したことなくて共感を妨げている印象で、バックアップの弊害(外部接続のリスク、連続性の喪失)を一度に描かず分けた方が良いのではという気もする。「人格はコピーできない」なとという神秘性を(ヒューマノイドに関してとはいえ)捨て去っている点は好みだが。