付かず離れずを繰り返したり、すれ違いを乗り越えるといった障害を排していて、一見すると恋愛の美味しい部分だけを抽出したような都合のよすぎる典型ラブコメかと見惑うのだけれど、様々な出来事をきっかけに主人公の信頼度とヒロインのデレ度を段階的に上げて寸止め(表現が適切かどうかは怪しい)することで、二人のより親密な姿が見たいという欲求を掻き立ててきて続きが見たくなる。見ているこちらが恥ずかしくなってしまうようなセリフや展開も、クセになってしまう妙なやみつき感を内包していると感じた。
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