不覚にも泣かされてしまった……。
「緋色のアリステリア」や「精霊機想曲フォーゲルシュバリエ」の細かい内容は描かれていなくとも、アリステリアやセレジアの言動は、自分がこれまでに出会ったたくさんの物語の主人公の記憶を呼び起こし、彼女達に重なり、強く心を揺さぶってくる。セレジア達は個別の作品のキャラクターでありながら、彼女達に似たたくさんの物語のキャラクターの象徴でもあり、だから自分は彼女達の想いもよく知っている(ように錯覚できる)のだ。
そして、誰よりもアリステリアやセレジアに思い入れのある、創造主達の想いが、本作独自の要素として上乗せされてくるという。これはたまらんわ。