サービス開始日: 2016-09-30 (3467日目)
ラストの「待ってたよ」のカット、原作だと裸足だったのを靴を履いた状態に変更したのはなんでじゃろ? 確かに、一度履いた靴をわざわざまた脱ぐのは変……と思って原作をよくよく見返したら、原作では理凰から靴を渡されるコマはあっても光が靴を履くシーンはなかった。開会式のようなフォーマルな場で裸足というのは光の人となりの表現なので、原作の方が筋が通っている。これ、アニメスタッフの誤読では?
原作とはエピソードの順番を入れ替えて、全日本ノービス大会でライバルとなる選手達の描写を後に持ってきたのは、劇場版への期待を高めるよい改変。劇場版は全日本ノービス大会となるわけだけど、一本の映画として見ると(以降はネタバレに配慮し削除)。
舞台がビルの屋上からドーム球場に変更されたときから懸念してたけど、ビルの屋上からジャンプしてのライダーキックがだいぶ下方修正されてしまった……。ショッカーになりたかった中尾が「ショッカーなんか」というのは違和感。原作では一葉も三葉もちゃんと蝙蝠男に対抗できていたのだが、東島を主人公らしく見せるためか蝙蝠男の攻撃一発で戦線離脱。原作ではいなかったタックル、せっかく参戦したのに大した見せ場なし。蝙蝠男の翼を伸縮させての攻撃が衝撃波が飛ぶ攻撃に変更されたのも意図不明。最後に蝙蝠男が爆発したけど、べつに蝙蝠男の体が吹き飛ぶこともなく原作通り生存。だったらなんで爆発した? 全編通してあれだけ頑丈だった東島達が、最後だけ入院というのも整合性を欠く。
自分とアニメ版スタッフとでは「本作のここがイイ」と思うポイントがずれているようで、最後まで残念が気持ちが拭えないアニメ化だった。
3回転ルッツか4回転サルコウかの選択のとき、いのりが自分で選ぼうとするところが好き。名港杯のときの司の教えが彼女の中にしっかりと根付いていること、彼女が成長していることが感じられて。いのりが4回転サルコウの着氷に初めて成功するところはグッときた。
サブタイトル、原作だと前回後半が「熱血」で今回が「氷の湖」だったのだが、アニメでは逆にしたのはなんでじゃろ? 今回の内容に「熱血」というのはあまりそぐわないと思うのだが。思いの強さで跳ぼうとするいのりに対して司は別のアプローチを示したし、魚淵先生が4回転サルコウを提案したのも非常に合理的な理由からだし、むしろ熱血とは真逆ではなかろうか。そういう、いわゆる「スポ根」ではないところが自分にとって本作の好きなところだったりする。
アニメオリジナルで司が選手時代の衣装を着てジャンプを跳ぼうとする夢を見るシーンがあったけど、アイスダンスは1回転半を超えるジャンプは禁止なので夢の内容は違和感があった。その筋の通ってなさが夢らしいのかもだけど。