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「流れ星の矢(ネガイカナウヒカリ)」第二射発射直前の南雲のモノローグが大好き。本作がここまで描いてきた「大人と子供」というテーマが結晶した台詞だと思う。
原作ではこの最後の戦いは、見開きの大ゴマを惜しみなく使って巨大感・スピード感・力感に溢れたクライマックスに相応しい盛り上がりなのだが、アニメ版は原作の盛り上がりに遠く及ばない。いつものことだけど。
夕日がブルース・ドライブ・モンスターの深部へ向かうシーンとか、アニメ版ではえらくゆっくりのんびり走っているが、原作を読んでいるときはもっと全速力で駆けていくイメージだったので、コレジャナイ感大。
他にも今回は演出で気になる点が多かった。OP直前ではジャージ姿で騎士団の集合場所へ向かっていた夕日が、OP直後にはいつの間にかパーカー姿になっていたり。戦いの舞台となった場所は水田に見えるのに泥人形の足が全く沈み込まなかったり。泥人形はサイキックで体を浮かせているという解釈もできなくはないけど、原作ではちゃんと沈み込んでるし、たんに見過ごしたんだろうなあ。
シリーズ全体のクライマックスである最後の戦いでこんないいかげんな演出とゆるゆるの作画。スタッフの本作に取り組む意欲が窺えるというものである。



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