躍動感が素晴らしい
全てのガンダムシリーズを一通り観ていますが、一番印象に残っているのがこのターンAガンダムです。 とにかく自然が美しい。地球という惑星は美しいとアニメを見て感じたのは初めての経験でした。 ガンダムを知らない、初めてみるよって人にもオススメしたい作品です。 遠い過去に戦争があり、文明が後退して19世紀初頭のアメリカのような世界で地球の人々は平和に暮らしていました。 そこに、遠い過去に月に避難した人々が、再び地球に帰りたいということになりました。 平和的に交渉をしましたが、地球側と月側との戦争は避けられませんでした。 このままでは一方的に月の進んだ文明にやられてしまいます。 ところが、地球には過去の戦争で使った兵器が山の中に眠っていました。 その兵器は、兵器だけど地球の人のためにも戦います。だけど月の人のためにも戦います。 命を大切にしない人たちとは誰とでも戦います。 知っている人はニヤリとする『ガンダム』と『ザク』が何万年も時間が経ったこの作品では仲間として一緒に並び立つことにもなります。空気は美味しいし、自然は豊かだし、水は綺麗な地球は美しい。 アニメでこういう感慨を抱けるとても懐の深い物語です。 巻き込まれた少年少女たちも等身大で悩んだり大人に導かれたり、いろんな経験をして成長する様子がみれます。 時が未来に進むと誰が決めたのか。 年月の重みや人の持つ業の深さなどすべてを包み込む風が吹いた作品で大好きです。 ぜひ52話 最終回の「黄金の秋」まで完走して爽やかな風にあたってくれたらいいなぁ。
手っ取り早く観たいと思っても、私はTV版をおすすめします。
長くてもぜひTV版で観てもらいたいです。
映画版の編集技術もすごいのですが、やはり駆け足&カットの連続なのでターンAガンダムの魅力はやはり伝わりづらいです。
気に入ったら、福井晴敏先生のターンAガンダムの小説版である「月に繭地には果実」も併せてオススメしますよ!