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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

遅効性SFの真骨頂!見ればみるほど深みにハマっていくバトルが見所!
週刊少年ジャンプ連載中の人気漫画のアニメ化作品です。
全73話で朝の時間帯に放送された紛れもなく子供向きのアニメです。
しかし、ワールドトリガーは近年稀にみるSF設定の緻密さがあり、それを少年が大好きな要素に完璧に落とし込まれた見事な世界観で大変魅了された作品です。
制作は、老舗である東映アニメーション。アニメには珍しくEDテーマがなくOPが作中で一番盛り上がる手前に臨機応変に挿入されるところがまた痺れました。
前期OPの曲「Change the New World」と中期OP「アシタノヒカリ」どちらとも最高にハマっていて凄く良かったです。
この作品は群像劇であり、メインは三雲、空閑、そして迅の3人。
他にもたくさんの隊員が登場し、A級B級C級とそれぞれお気に入りのキャラが出て
話数的には7話「三輪隊の強襲」から非常に面白くなるので、そこまで見続けると「遅効性SF」と呼ばれる本作の魅力がだんだん伝わってくるのではないかと思います。
(原作でも三輪隊登場あたりから打ち切りを回避し一躍人気作品になったという経緯があり、アニメも同様)
ワートリは群像劇のため、キャラクターががたくさんいて覚えにくいのですが、キャラが登場するたびにA級〇〇隊1位の〇〇と名前を胸元に表示してくれるため、自然と多くの名前を覚えることができる工夫がされています。
本作は思った以上に人気作品となり、放送クール延長によって予想以上に長いアニメ作品になりました。
売りは戦略性の高い多vs多の連携バトルです。
連携が売りのため、主役メンバー以外の戦いが非常に面白いです。
特に22話からの「大規模侵攻開始」からの大規模侵攻編では多くの味方メンバーが侵略者相手に活躍し、味方キャラの頼もしさを感じさせてくれます。
そして、第38話「B級ランク戦開幕」でその先輩方と模擬戦をするという流れが、この隊をどう攻略していくのかという戦略を練る楽しさがあって面白いと感じました。
残念ながらアニメが原作に追い付いてしまった第49話から第62話まではアニメオリジナル編が挿入されて、原作の流れがぶつ切りとなってしまいますが、第63話から73話(最終回)まで再び原作路線に戻って綿密なバトルが描かれます。
原作の描写を補完するオリジナル描写が見事なため、アニメ版かなり面白いです。
現在本誌では作者の葦原先生が首の手術のいるご病気で休載中のため、アニメの続きも当分先になりましたが、2期濃厚かつ原作も非常に濃いので楽しみにしています。



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