6話と11話すき
閉塞感と万能感と無力感の描き方がもう忘れそうになってる思春期の頃を思い出す
思春期真っ只中中高生の頃に見てたらまた違ったかも
劇伴が少ないのも挿入歌に語らせるのもアニメを見ているというよりかは映像作品を見ているようだった
本編とはまた違った作風で描かれているけど雰囲気はそのままなOPがかなり好き
話やシーンの構成、画、間などが上手かった
背景美術は特にすごくて作品の雰囲気に一役買っている 一枚の力の入った背景ではなくてアニメーションとして動いている部分との違和感が少ないのがすごい
謎の解明がゆっくりな上過去の話との絡みもありすべてが説明されるわけでなく、こちらの気づきに委ねられている部分も多いが、ダレることなく最初から最後まで見入ってしまった
すべての謎が明かされたわけではなく、あからさまな途中です!で終わったのが悔しい 先が気になる
全体を通して表情がとても良い 特に喜多川さんは表情が豊かで楽しい
青春ラブコメによくある感情のモダモダしたやつも、お互いがいい人な上あまり引きずらずさっぱりしていてストレスなく見れた
逆にふとしたときにきゅーんってなってるのがアクセントになってて良かった
エロ要素をギャグで〆て冷めるのがなくて、限界を迎えてもう無理です……〆なのが個人的に好き
コスイベ以降の中盤からはここがピーク!みたいなのはないが、特に盛り下がっていた感じもないので日常単話ものに近いかも
EDの><^▽^がかわいくて好き
ふわっとした絵柄や色彩と時折出る生々しい話のバランスが絶妙
話の大枠はギャグ調ですすめながらもその生々しさがより深みを出してるなあと思う
他だと省略されたり止め絵になったりする部分もしっかり動いていた 例えばケーキをあーんする時にフォークで一口サイズに切るアニメがある すごい
絵柄もあるかもだけどそういう細かなところが露骨にフェチくもないので胃もたれしない すごい
見た目で言うならダメ人間が変わってない兄で女が変わった兄だけど、中身だと女が変わってない兄でダメ人間が変わった兄なの、TSとんちすぎ
結構ベタなキャラクター像が多い中で妹しぐさのあまりないみはりが、見た目が変わってしまった兄に変わっていない兄を見ているのが妹ならではで良かった
BGM大きすぎてセリフが聞き取りづらい 曲は楽しくて良いのにもったいない
各トライブの個性が強烈でおもしろかった ミナトトライブVS以外のマッチも見てみたい
無難にチームでXBやってるうちは派手な映像が気持ちよかった
だんだん個人バトルにフォーカスしていくうちに地味になってしまった印象
神谷の話から王次郎とカズキの話になるまでが長すぎるというか、途中で方向変えた?ってくらい話の切り替えとボリュームのバランスが悪い
終わり方が急な上かなり弱くて、ゲームに繋げるためとはいえあまりすっきりしない
原作(完全版)既読、旧アニメ未視聴
原作をそのままアニメにすることに力を入れている
キャストの続投も多いらしく旧アニメでのやり切れなさを浄化?する作品という印象
尺が足りない中での省略するしないの選択が上手い
戦闘だのなんだの動かしてると尺がないのかあまり動いていないように思えたが、紙芝居まではいかないギリの塩梅
しかし動かさないことによる映像の圧縮に対してセリフは圧縮しないのでずっと喋っているだけに思える箇所も多い
原作準拠のアニメ作品にありがちな、原作の間延びしている部分、詰め込んでいる部分がそのまま出てるので全体のテンポに統一感がない
原作読んでなかったらきつかったかも
無印を経てキャラクターの掘り下げが丁寧になり、男女ともにコンビおしも多く力を入れていると感じた
反面、キャラクターを役割として動かしていることも目立ち、役割を終えるとほとんど出てこなくなるのが気になった(使い捨てに見える)
話の流れ的に勝敗が見えてるものも多いが、どっちが勝つかわからないようなバトル展開に結果が見えていてもワクワクした
このシリーズの清々しいまでのご都合展開はもはや味だと思う