平和なスピンオフ、というか一騎たちが「平和」な時間へ戻っていくための話だった。
エグゾダス序盤で見たあの景色、あそこへ行くにもそれぞれ覚悟が必要だったんだな……
確かにそこには平和な時間があった。
でも、いずれいなくなってしまう人たちの笑顔が、未来のことを考えると切なくて。
史彦と千鶴のやり取り、一騎とカノン、そして一騎と総士も。
総士はあの生真面目さから来るとぼけた感じが存分に発揮されていて、ほっこり。
ビヨンドの総士もいいけど、やはりクールで生真面目な総士が好きだな。
そしてやはり、カノンがなあ……
彼女だからこそ、一騎に生きるという選択肢を選ばせることができた。
でも、一騎が存在し続けられた未来に彼女はもう……
カノンが一騎を説得するシーンは、とても胸に迫った。
欠けたピースを埋める話にもなっていたし、彼らの平和な日常を見たいという欲求にも応えられる、よい話だった。