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良い

 なんとなく雰囲気の好きな回でした(その雰囲気に対する好感が先に来て、それから色々と考えが回った回でした)。
 「火泉神社」の文字が初めて目に入り、その意味合いが面白く感じました。
 種を育て、幹へと成長させ、花を咲かせて調和を取り戻す、修業と修養が一体となったような修行が興味深い内容でした。(考えると)術はアラミタマを止めるために実世界に影響を荒々しい力を必要とするものですが、その影響を与える状態またそのために命脈から力を汲み出す作業は本来の流れを妨げるもので、命脈の調和を保つことを本来の役割とした場合に、その道から外れる行いです(伊吹の邪法と呼ばれた澱みを留める技も確かに同根の技術なのだとも思いました)。おそらくですが、その術理の真髄はたしかにこの様にあるのだろうと思えて面白かったです。また火と水の二頭の龍が祀られるのも脈継ぎのありようとどこか重なるようで宜なるかなと思いました。修行の三の島に温泉がしっかりと整備されているのも心身の調和を保ちその様に成れるよう、考えられてのことの気がしました。
 そういえば雰囲気といえば尽義が鞍馬に報告した際の伊吹に対する言及の纏う(うまくどこと言い表せないのでふんわり書きます)雰囲気も好印象に残っています。今回だいぶ株を上げた尽義の株を一気に下げる次回サブタイトルまで面白かったです。



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