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とても良い

このアニメの重要な問題のひとつである「上下の人間関係」に関わる過去の事件が明らかになる回。2年生の半分ほどが辞めたのは、真面目な生徒が多かったが、当時の3年生と衝突してしまったため。ホルンパートが練習をせず、指スマ?をしている描写や、低音パートのうち、ポニーテールの子がひとり窓のほうでぼうっとしている。期待に満ちている1年生のうち、加藤葉月だけ「なんで?」となっているのが面白い。吹奏楽を経験している人は、こういう軋轢や人間関係の問題が多いことをよく知っている。葉月は音楽の経験はないが、とてもやる気があるため、このドロドロした人間関係を常識としてまだ認識できていない感じがする。高坂麗奈がドヴォルザークの「新世界」を独奏し終えたあと大声で叫んだことから、同じ1年という立場が弱いこともあり、直接言えず、やり場のないストレスを感じているのだろうな、と思った。副部長のあすか先輩が、場の淀んだ空気を一新しようとしたのも、「副部長」という役職なのもの、あとあと理由が明かされる。ので逆から見ている感じがして面白い。



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