急に70年経つのにはびっくり。ヒューマノイドに人権を与えたと。
総じて、ATRIのかわいさにやられたよ。
序盤中盤の孤独な夏生がARTIと周りと徐々に打ち解けていって協力していく感じはとてもよかったが、
ATRIが攫われる10話あたりから脚本のぼろが感じられたのがもっとやりかたがあったように感じる。
夏生のおばあちゃんが敵のような見せ方だったが、あそこを乗り越えるべき課題(純度100%の敵ではなく)として見せ、
最後に夏生の理解者として冷たくも支える、見守るみたいな見せ方の方が満足度が高いと思う。
最後の方で45日後に記憶消去残り3日だとか、あと出し感が強く、
駆け抜ける感じが雑になっていたのも「惜しい」気持ちになる。
おばあちゃんが言ったセリフ、原作やってないとわからないやつだろうか。
字幕もでないし、何を言ったかわからないから評価しがたい。
あとやはりOP、ED主題歌が気になった。歌が下手。
業界の事情で秋元グループになっている気がするので、事情は単純ではないかもしれないが、
こちらとしては知ったこっちゃないし、やはりOPがよい、EDがよいというのもアニメの重要なファクターだし、
それがまったく感じられない。歌がうまいだけでも印象が変わったと思う。
OPに関してはイントロとアウトロで共通、サビ前アウトロで同じモチーフが活かされており、「光」をテーマにしていて問題はなかったので歌が勿体ない。
EDに関しては、安定→事件発生、落差で終わるパターンが多かったので、そこから雰囲気ぶち壊しのハイテンションEDを流れるのが非常に許せなった。
メロもすごくチープで、おそらく歌詞の内容の無関係さからもアイドル用に作った曲がそのままEDに流用された印象を受ける。
劇伴は問題なかったと思う。最終回の挿入歌もよかった。ちゃんと歌がうまい。
まとめ。
脚本、作画、劇伴、主題歌、キャラデザ他、様々な要素で成り立つアニメだが、
本作は主題歌が適当すぎるのが本当によくない。ラストの脚本も(ただしこれは原作があるのでどうしようもないor改変する?というのも理解できる)。
観てよかったとは思う。