不思議で魅力に溢れた村の終わりを見届けました。呪いが満ちた絶界で、憧れを抱いていたなれはてが集まる村の精算を見届けました。
もう良いシーンを挙げたらキリが無いんだけど、一番心に残ったのはやっぱりヴエコの最期かな。最後の最後で知れたイルミューイのヴエコへの気持ち。ヴエコを人のまま残し、ファプタに食われないように記憶から消したイルミューイ。地上でロクでもない生活をしていたヴエコが、決断することでイルミューイの価値になれた。暗い目をしていたからこそイルミューイを見つけることができた。黄金郷が屑を黄金に変えてくれた。ここに来て一話のシーンを効果的に発揮し、アビスに来たことで大きく変わったヴエコを描写してくれた。すごい良い。「価値」というものを大事にしてきた2期で、最後は屑であったヴエコがイルミューイにとっての価値になったことを見せてくれて大満足
リコとワズキャンのシーンも良かったな…。俺もこの村のことを知れて良かったよ。羅針盤が渡った先の人もこんな世界を知るんだろうな。人を駆り立てる力がアビスにはある。「せめて夢を叶えて絶望してくれ」。はたしてこの旅はどんな結末を迎えるのか。楽しみです。
本当に魅力に詰まった2期だったな。超独自の路線を周りの目を気にせず突っ走ってここまで面白い作品は無い