どうあがいても敵わないと感じる天才に、なおかつ身近な存在にほめられたら、そりゃ素直に嬉しいよなあ。龍二ともそうだし、世田介とでも同様に、八虎は人の言葉や態度を自らの原動力に変える術がほんと凄い。なんだかんだで八虎の合格にひと役買う世田介だったりと、試験中の二人のやり取りが微笑ましくてほっこりした。
時々、表現が独特すぎて、ん?となる描写があったりしたものの、毎回のように深く染み入るセリフがあったりして、そういう青さも含めてド直球な青春ものであり、成長物語だった。迷える八虎を導いた佐伯先生と大葉先生を存在感たっぷりに最後に登場させるのも良き。森先輩とは最早すれ違う運命なのかだけどw でもこっちは森先輩の姿を久しぶりにちゃんと見れて満足。