シナリオが、するすると進んで引っ掛かりなく見れるところがいいところかと。ただ、話の構成、キャラの見せ方の細かい部分で詰めが甘いように思った。最初の鉱石屋→登場すらしてない親父の誕生日パーティの流れは、ワクワク感少なくて地味すぎやしないか。せめて最初、異世界の派手なバトルで一発撃ちあげてくれたら、途中が日常すぎても期待感は保ったまま行けたかもとは思った。主人公が現実世界ではいい子路線でやってたのに、異世界に飛んでから急にツンデレにキャラ変したのは謎。主人公がこの路線で行くなら、最初からツンデレ寄りでよかったような。親父も、家族を大事してるのか、して無いのかがよく分からん。王子が、メイドの噂話を聞いて、憧れの現王に突然恨みを持ったのは違和感あった。王に不審な点があったなど、もう少し理由づけがいるかも。やりたいことは分かるが、話の進行に意識が向いてて、キャラの背景などの地固めが緩いなあという印象。第一話は、主人公の背景と動きに焦点を絞ってもよかったかも。バディー両方書いた分、双方の事情がぼんやりしてしまった感がある。