遭遇の回では初めての生きている人間、カナザワに遭遇。製図を生業としており、終末の人間らしい、少し暗めの人間像が味を出している。
都市の回、街灯の回では、いきなり光り出した街灯や灯りに照らされながら、落ち込んでいるカナザワにレーションを差し出すユーリの横顔が優しく見えた。
風呂の回では、二人が極寒に飢えるなか偶然見つけた熱湯に浸かり、幸せそうに顔を横に伸ばす場面が印象的で、私まで疲れが取れたような感じを受けた。
日記の回と選択の回では、青い空と雪解け水の碧さが視覚的にとても美しかった。終末世界の中でも美しい景色を見られる二人の幸福を想った。