エンドロールの小物とポケモンの組み合わせで色々思い出せたり幸せな気持ちになれたり、最後まで素敵でした(マダツボミありがとう)。
大きな声が出せないピカチュウのおはなし(ピカチュウ天国を作りたかった、一片の悔いもない!と聞こえてきた気がします)。ピカチュウの側からハルに声をかけてるのがよかったです。ちょっと怖がることにも挑戦するので。まず動いてみようといろいろ実行していくハルはいっぱい失敗します。でも、そうやって生きてきて、まずは動いてみたからハルはここ(ポケモンリゾート)にいるんだと思いました。
パートナーの少年、ナオはとても楽しそうに物事に駆けだしていきます。
ヒトもポケモンもそうそう変われないもので、遊びつかれて眠るピカチュウとコダック(コダックがピカチュウに合わせて眠って、これはもしや…「ねむる」!と思いました)を絵に描いてみて(上手く描けないと思って)、ハルはしっかりしなくちゃ(ピカチュウらしくならなくちゃ)いけない思いにとらわれていたことを省みます。
帰る時、楽しそうだったナオに、ピカチュウも嬉しそうでした。はた目にはちょっと近寄りがたい、けれど心底幸せそうだったハルに、ピカチュウは惹かれたのかもしれないと思い出しました。
ポケモンリゾート、ポケモンのリゾート。この島では、きっとヒトがポケモンのパートナーです。ヒトもポケモンのように楽しみます。ポケモンになります(とはいっても、ヒトは命綱をつけていたように、完全に同じにはなれませんが。同じところでコダックは身体能力としてはやっぱりポケモンなんだとも思いました)。
ヒトらしさ、大人らしさを忘れて、ただ遊ぶってどうやるんだっけとどわすれしていたことを思い出して、大人になったことは変えられなくてもただ遊ぶことができると思えました。素敵なおはなしで、ありがとうと言いたいです。