本作の特筆すべき点は以下の通りです
・SF考証に基づいて緻密な世界観が作られている点
・現実世界(リアルワールド)が主要な舞台になっている点
・子どものみならず大人もデジモンやデジタルワールドに関わり、その活躍や葛藤がしっかりと描かれている点
シリーズ構成は「serial experiments lain」などでも知られる小中千昭氏であり、氏のWebサイトには本作の世界観や設定資料が豊富に掲載されています。
初代「デジモンアドベンチャー」がレジェンド的作品であることもあり、本作はやや影に隠れてしまった作品なのは確かです。
しかし今見返すと、当時とはまた異なる視点で楽しめるのではないかと思います。(実際私もリアルタイムで見ていたときは小難しかったり怖かったりで途中で断念してしまいました)
「当時見ていたけどよくわからなかった」という人や、SFアニメが好きな人におすすめです。
1~10話くらいまでは、「日常とデジモンの共存どうするんだろう?」「子供ながらにちょっと悪いことしてる感」などワクワクした。
そのあたりで視聴切ったら神アニメ認定できるくらい。
しかしその後、つまらなかった…
デーヴァが出てきたあたりから、ただ戦うだけの浅いストーリー。
要らないキャラも増えていき、主要キャラの感情描写もイマイチ。
後半はベルゼブモンブラストモードのところだけが熱かった。
子供の頃に観ていて面白かった印象があったが、思い出補正かとガッカリ。