すごく良かった。失恋回があるとは思わずサラッと流されるもんだと思っていたからなー。
セイジくんはヘタれて俺とか…みんなとか…って言ってたが、それがキーになる展開もお約束で大変よろしかった。
ただ、このまま新しい恋でも収まりがよくてよかったのに、まだ引っ掻き回すのか……
本日の夜実況。
成田さん本人が手がけているだけあって、めぐみが失恋に泣くシーンの作画や台詞回しはすごく良い。
一方、アバンのブルースカイ王国に平和が戻ったシーン、ここはせめて国王王妃がひめを労う心のこもった「台詞」が欲しかったところ。
上手く言えないけど、失恋が世界の破滅であるかのような世界観に微妙な寒気を感じる。
クイーンミラージュの失恋が世界を破滅に導いたから、この作品世界ではある意味間違いではないことだけど、失恋そのものはみんなが経験しているありふれた出来事で、みんなそれを乗り越えて成長しているわけで。
めぐみには神やプリキュアのようなマジカルな力ではなく、人として普通に失恋から立ち直って欲しいものだけど。
めぐみが言っていた「イノセントな想い」が「奇麗事すぎる」ことが、遂に問題にされ始めているのかも。
HUGプリのプレジテントクライにも少し似たにおいを感じる。奴の憎しみは、少なくとも劇中では「民衆の悪意」という極めて抽象的な概念に対してのものあるという描写になっていた。それは「生身の人間が果たしてこんな、抽象的な憎しみを持つものなのか?」という軽薄さにつながっていた。