『鋼の錬金術師』を語る上で、絶対に避けて通れないのがこの第7話です。多くの視聴者に強烈なトラウマを植え付け、同時に「この作品は本物だ」と確信させた、物語の方向性を決定づけるエピソード。
この回が恐ろしいのは、タッカーが単なる「狂った悪人」ではなく、成果を出さなければ居場所を失うという「追い詰められた人間の弱さ」を描いている点です。
前半のニーナとアレキサンダーの微笑ましい日常があるからこそ、後半の絶望が何倍にも膨れ上がります。
「等価交換」や「命の錬成」という本作のヘビーなテーマが、一気に牙を剥いて視聴者に襲いかかってくるエピソード。ただの勧善懲悪では終わらない、ハガレンの凄みが詰まっています。
君のような勘の良いガキは嫌いだよ