44話掛けて描いてきたものをここから1つずつ崩していってラストに向かうのね。こんなの日曜夜に流したら月曜日の精神状態壊れるわ!>1975年
寿命で亡くなることは別に悲劇ではないのに、原作通りなのかアニメオリジナルの演出なのか知らないけど、ネロがバイト代でおじいさんのために良いお肉を買った日におじいさんが亡くなり、アロアの誕生日にネロ一人で墓場に遺体を運ぶなんて、演出過多。どれだけネロを辛い目に遭わせたいんだろう。
それにネロは何で村の人に頼らないんだろう。人と人の繋がりにお金が要ると思ってるの?お葬式くらいミシェルだってお隣のセルジオだって唯一牛乳運びを頼んでる中年夫婦だって手伝ってくれるよ。
村の人は生活に余裕が無いとか言ってた割りに、アロアの誕生日パーティーは結構豪勢。お祭りは別勘定?この時点でネロに対するサポートが足りなかった自分達の振る舞いを見直すべきだった。
おじいさんが実はネロのバイトを知ってたことを明かす時の「ズルいぞネロ」が優しくて茶目っ気があって良かった。
おじいさんの最期の言葉「良い絵を描くんだぞ」がネロを縛ることになるなんて…。
波止場で真面目に働いたネロは賃金を手に入れ、おじいさんにおいしい肉を買ってくる。しかしその肉を食べることなくおじいさんは死んでしまう。その日は奇しくもアロアの誕生日の前日だった。アロアの誕生日パーティーにはネロもおじいさんも行けなくなってしまい、どうしたのかアロアが様子を見にいくと、おじいさんのベッドには白い花が置かれていた。
おじいさんの命が尽きた時に暖炉の炎が燃え尽きる演出がベタながらも迫力があった。