夏目真悟監督のブギーポップを見てから、Boogiepop Phantomを視聴。
登場人物が全体的に根暗で、セリフや画面・音から感じさせられる陰鬱な空気が良い。
1話の主人公(?)の殿村望都の重い感情がとてもぐっとくる。
dアニメストアで見ているが、SD画質しかないせいか、opの実写パートは非常に見づらいのが難点(本編は暗いが見える)
lainに漂ってる世紀末感がさらに濃くなってる。なんで中村隆太郎はこっちじゃなくてサクラ大戦TVやっちゃったんだろう…絶対向いてるやん…。
中村隆太郎監督の『キノの旅』で活躍した音響監督の鶴岡陽太とサウンドデザインの笠松広司の最強タッグ
フランジャー、リバースリバーブ、無音が織りなす音響芸術がここに
女の子だけに伝わるブギーポップの噂をトイレで立ち聞きする殿村望都(CV.能登麻美子) の初々しい演技が新鮮に映る。
原作1巻終了後の話らしいというのが冒頭でわかるが、それは噂の噂みたいな形で語られるので独特の雰囲気がある。
ホラーアニメのような音響が夜みるとちょっと怖い。
女子高生のちょっとした悩みとか、中二病をこじらせたような感じなど思春期の表現がうまい。
思春期特有のちょっとしたドアでもハンカチが必須な潔癖症をみせる殿村望都が「あんた心に蟲を飼ってるね」と3年の城之内に云われる様子が完全にホラーだった。
音響がリアルで「とうりゃんせ~とうりゃんせ」の横断歩道の音とかめちゃくちゃ怖い。
画面の中で宮下藤花がNPCみたいに絡んでくる様子とか、原作を知っているとアニメのメディアミックスとして原作のネームドキャラが登場してくるのが面白い。
しかし知らない人からみると完全にサブカル系のやばい雰囲気がぷんぷんするのではないだろうか。
この作品は、好きな人はたまらない魅力を感じる。
私は大好きだ。
Lainに雰囲気似てるがはたして
じゅんじゅんわっか…
モブに諏訪部さん…
(そこではない)