一気に観るアニメも良いんだけど、BECKはもっとなんか重みがあると言うか…没入感が違う気がする。
停めて戻してまた観る…をやって、やっとたどり着いた野外フェス前夜祭、衝撃的な発言の場面が多くて一旦観るのやめた。ナニソレ。えっ、、千葉くん可哀想( Ꙭ)前夜祭から最終話まで止まらないナニソレ。えっ、、の連続。作中曲も素晴らしいです。
BECK、何回観たことか。映画も意外と(失礼)面白かったけど、やっぱりアニメかなー。作中曲も良い。
かなり「普通」に近い「良い」。原作は若い頃相当好きだった。最近流行ったバンドもの創作の違いや好みを整理する過程で、これがアニメ化されていたことを思い出して視聴。
制作はマッドハウスだが、2004年の古さもあってかさすがに厳しい面が目立つ。2026年に出したら作画崩壊と言われるだろう…
キャラクターは原作からコミカルな要素がかなり脱臭されており、特に主人公のコユキやライバル?のヨシトは平坦になって魅力が薄くなっている。それでもなおキャラクターの魅力が残っているのは原作の力によるものと思う。
鍵になる音楽は…BEAT CRUSADERSの楽曲は結構評判になったとも聞いているし、当時としては頑張っていると思う。が、やはり原作が描きたい楽曲のレベルには達していない。原作にはSister、HUMAN FLY、Out of the Holeといったバンドの代表曲があるのだが、アニメではそれぞれFace、Barinstorm、Slip Outに変更されている。これは、楽曲協力のバンドが作った方に合わせたということだと思う。わりと良い曲ではあるのだが、HUMAN FLYやOut of the Holeは作劇上の意味があるため、安易に変えるのはあまり望ましくない(この点、ギターと孤独と青い惑星、あのバンド、という意味不明なタイトルの劇中歌を歌詞も含めて完璧に仕上げてきたぼざろ制作の偏執的なこだわりには感心する)。当時の力関係としてはアニメはそこまで強くなかったのだろうし、楽曲制作側の都合に合わせるのは仕方ない面はあるのだろうが…。他にも、Dying Bleedの曲を明らかに日本人が歌っていたりと、力及ばなかったのだろうな、という部分は散見される。天才ボーカリストという位置づけのコユキの人選も、もう少し頑張りたかった。コユキより、芸能を目指さない真帆の方が上手い。
物語は、まだネット経由での活動がほぼ不可能だった頃、ライブハウス中心のバンドシーンをとても魅力的に描いている。大規模フェスで小規模ステージながら音楽の力で他ステージから観客を集めて伝説を作る展開は今となっては鉄板のテンプレだが、創作物としてはこれが最初じゃないだろうか?長尺ライブ中に楽曲をぶったぎってCMに入るし、律儀に毎度OP/ED映像流すし、演出も今から見ると工夫が足りず古臭いのだが…夕方にかけて天候の悪い中、バンドもバラバラ、ライブも辞退寸前の中コユキが1人で歌い始め、盟友のサクが続き、平が支え、竜介がルシールを持って合流し、最後に傷ついた千葉が戻ってきて完全なバンドが最高のライブをする…日も落ち暗闇の中盛り上がりは最高潮となり、最後の曲が始まる…あのフェスの多幸感は存分に表現されていた。ここだけでも全体評価は上げざるを得なかった。2026年水準の作画、演出、劇伴、楽曲協力の体制で、この作品を見たかった…