視聴2021.3.19(1期)/2021.10.25(2期)
※1期、2期纏めました。
<全体感想>
1期 全ては愛故に…美しい愛と強さの物語。ただのバトル作品ではないです。北斗と南斗逃れられない宿命を背負っているのが泣ける。
作画が各制作会社の色が出ていて楽しめる‼︎80年代アニメで古くて見ない人もいると思うけど、これはこれでその年代の良さがあるからぜひ見てほしい。ラオウが人気な理由が最後まで観ると納得!あの台詞は哀しくもカッコ良く深い台詞だった‼︎
『我が生涯に一片の悔い無し』
@前回記載した1期の感想↓
物語は核戦争後の世界。世界では暴力による支配が横行していた。北斗神拳の使い手にして救世主ケンシロウが乱世に生きる人々を救う物語である。
「全ては愛故に・・・」美しき愛と強さの物語。
タイトルからバトル強めに感じるが、ただのバトル作品ではないです。
約9クールと長いため詳細は省きますが、北斗と南斗逃れられない宿命を背負っているのが泣けます。
己の死を受け入れ愛する者のために拳を振るう男たちの生き様が素敵です。
昔のアニメキャラをモチーフにしたモブキャラなど出てくるので楽しい!各話の作画も製作会社の色が出ていて楽しめます。
ケンシロウの最大のライバルラオウの人気が高い理由が最後まで見ると納得。
そしてあの有名な台詞は哀しくもカッコ良く深い台詞だった。
「我が生涯に一片の悔いなし」
誰もが一度は聞いた事のある名作であるだけあります。面白い作品です!!
2期 男達は何の為に戦うのか…愛しき人の為に、守りたい者の為に。北斗2000年の星の宿命に生きた兄弟達の闘いの物語。登場人物それぞれが、重い宿命と運命を背負って生きていて幸せと愛の為に闘っていた。いやー面白かったし良い話だった〜。やはり人気作品だけあるね‼︎
2期は、北斗神拳の伝記やケンシロウ達の出生の事など、なぜ戦うのかその理由が分かります。
*個人的短(考察)感想*
・ユリアがとにかくもてる!(え!?感情母体に置いてきた?!)
・リンがレイの妹アイリを守り焼印を押されるくらいなら灼熱の鉄板の上で死を選ぶところで号泣しました。
・ジャギが北斗神拳伝承者候補なのに弱すぎてすぐやられたな・・・
・2021年現在ベテランの声優さん達の若き頃の声は貴重です!
・シンが嫌いになれない。笑
・拗らせ男子が多いこと多いこと。好きだぜ。
・19xx年超えても同じ世界になってなくてよかった。
・第一部完了。うええーーって終わり方した。ユリア…最初はケンシロウへの当て付けなのかと思ったけど、シンは心からユリアを愛してたんだね。そして最後の友よが…良かった。EDは、ケンシロウの気持ちかと思ってたけどシンの気持ちだったのかな…
・ユリアは赤髪からラベンダー髪になったのはシンがやらせたのか?シンの服が紫だから自分のモノである証の為に染めさせたのかも知れないな笑
・第1回ラオウ対ケンシロウ志想の違う強者同士の闘い。見応えあった〜。
ラオウの部下が去って独りになっても
馬だけは残った…。愛馬だけはラオウに寄り添ってるのが泣ける。
・レイへの嫉妬と憧れで拗らせてしまったユダ。北斗の悲しいのは、主軸な敵になる相手が完全に赦しどころが無い訳じゃ無い所よね。でもレイのシ兆星の運命は解せぬ涙レイーーーー。
・2期は元斗皇拳vs北斗神拳なんだか、北斗と闘わなくていい人達との戦闘だな。
・修羅の国の救世主伝説の主はラオウだった!師であるジュウケイが北斗継承のため送り出した3人の男の子。ラオウ、トキ、ケンシロウ…3人の故郷だったのね!
ジャギはどこの子?
・カイオウがめちゃくちゃ卑怯で、自分の妹にも手をかけるなんて…そして4人兄妹だった。カイオウが1番ダサいぞ!
カイオウ→ラオウ→トキ→サヤカ
・北斗宗家の従者だったカイオウ達は、運命に抗ったんだな。ジュウケイが北斗宗家の後継を最優先させろと言う命令がカイオウを狂わせた。
・北斗神拳伝承の為に、2つの命を一つにと決めた事が悲劇の始まりだった。
・2期の最終回修羅の国の最終決戦場の仕組みどうなってんの? ww
・そうかなとは思ったけど、バットはリンのことどう思っているんだよ。気になるじゃねーか!
・まあユリアを心に決めたのなら歳の差もあるしケンシロウの選択は正しかったよね。
・あるあるかな?テーマ曲は1期の方が耳に付いてしまって2期の中々覚えられない説 ww 前半の主題歌が印象強すぎて後半の主題歌入ってこないじゃないかww
<声優及びキャラ>
・神谷明さんの代表作なだけあって、あたたたはあの高音で連続で言うの凄い!
・千葉繁さんは北斗の脇を殆どやられていて千葉さんあっての北斗と言っても過言では無い。千葉さんが居なければこのアニメは成り立たない!本当にすごいよ!
・サウザー wwおまっ拗らせ系だったのか ww
・トウちゃん叶わぬ恋に…殺せば良いものをとラオウ…おっ…思想が…ラオウ…ヤバだぞ。
・リン‼︎双子でルイと言うお姉ちゃんがいたのね。天帝は1人しかなれない掟によりリンは抹殺を命じられていたがファルコが命を救っていた‼︎そりゃ生命力あるわ!
・シャチの声聞いた事あるなと調べたら天津飯の鈴置 洋孝さんだった!良い声!シャチ美形よね!シャチーー最後にちゃんとレイアと愛のために戦えて良かった…。
・カイオウ達の母者は、他人の為に身を投げ出す愛の人だった。ただ幼きカイオウ達には母を亡くした悲しみは深く愛を拒む様になってしまった。母者が守ったのは、北斗宗家のヒョウとケンシロウだった。そりゃ恨みはふけーよ。
・ヒョウとカイオウの最終回は、泣けるだろ…恨みつつも戦友だった。
かなり面白い。
教養として履修しておこうぐらいの気持ちで見始めたのだが、期待以上の作品。いきあたりばったりに物語を連ねていったと聞くが、そういうやり方でここまで凄いものになるとは。
欠点は多々ある。
初期のビジュアルの粗さ。
シンと闘うまでの無駄な引き伸ばし。
キーとなるはずのユリアの魅力がイマイチ描ききれていないところ。
そして、昔のアニメ特有の過去を振り返る総集編の多さ。これは苦痛になるレベルで多く、重大な欠陥である。特に、最終回を総集編にした感性は理解できない。
しかし、『北斗の拳』にはそれらを吹き飛ばす魅力がある。その魅力の正体は何なんだろうか。
魅力の正体は、半分はギャグ狙いであろう極端な誇張にあるのかも知れない。
この作品世界の大柄な男は、ケンシロウの何倍もある異常な大男として描かれる。主要人物は、そんな大男のみならず、百人単位の戦士やチンピラをあっさりと片付けてしまう。岩塊を持ち上げ、足を地に叩きつけると地割れが起こる。まるでシリアスタッチのアラレちゃんである。
ギャグ狙いの荒唐無稽といってもいい物語だが、だからこそそれを突き抜けることで、途中から神話的な趣を纏いはじめる。主要登場人物の幾人かは、世俗の悪党や正義漢ではなく神話の中の神のようでさえある。
神々の生き様や死に様は、我々には手の届かない高みにあり、参考にも指針にもならない。
我々にはただ神々の行いを目の当たりにし、そして圧倒されるのだ。
正直な話、この作品に触れる前は「あたたたたた〜」からの「お前はもう死んでいる」で敵を倒していくだけかと思っていたが、実際は一部だけだった。
この作品はバトルシーンよりストーリーに重きを置いていた感じ。
この作品のテーマは結構多かったな。愛、憎しみ、哀しみ等色々あった。一言で表すなら「宿命の物語」だろうか。特に南斗六聖拳は正に悲しき宿命の物語だった。でも皆強いんですよね。宿命を受け入れるどころか、宿命の為に生きるという生き様が伝わってきました。
展開自体は割と読みやすい方かも。初登場時のトキ(アミバ)が少なくとも偽物だってのは分かりました。明らかに理由付けが弱かったので。
ユリアも死んではいないと思った。シンが追いかける描写が皆無なのはそういう事だったんだなと。あとこれはメタ読みだけど流石に退場が早すぎる。
サウザーは分からなかった。最初は秘孔が無いのかと思ったけど違った。
原作も途中まで読んだけど、モヒカン共の登場頻度がアニメ版は段違いで多いですね。結局は蹴散らされるんだけど、コイツら学習能力無いな…。直前の掛け合いや断末魔にちょくちょくシュールなのを混ぜ込んでくるのも良い。
この作品の名勝負や名言は枚挙に暇がないですね。レイ対ユダ、トキ対ラオウ(2回目)、ケンシロウ対サウザー(2回目)、ケンシロウ対ラオウ(3回目)等々。
個人的にはトキ対ラオウとケンシロウ対ラオウが特に良かった。この山場で北斗神拳伝承者や候補者としてではなく、兄弟の繋がりを見せるのは心にくる。
柔の拳ならラオウを倒せるかもしれないのに、あくまで剛の拳で兄を超える為に命を削って戦うトキは中々。
名言に関してはどのシーンも非常に印象的。
あと北斗の拳を語る上で外せないのはやはりOP。完成されていると思います。結構声高いんですよね。劇中のBGMも良い。
ところで、アニメを見ただけでは不明な点が幾つかあった。
なんでジャギが候補者だったのか、何故トキがサウザーの謎を知っていたのか等。
("あの"イチゴ味で一部出てたが)
非常に見応えがある作品でした。
巨漢の悪党が「あべし」等に代表される奇声をあげ、こっぱみじんの肉片に。
悪党相手とはいえ、一見やり過ぎな正義の行使だけど。敵がただの悪党ではなく、この仕打ちを受けるにふさわしい「どうしようもない」悪党であることや、主人公本人はあくまで大真面目な「世紀末救世主」であること等々。
主人公の非道な殺戮を奇跡的にギャグとして成立させているのは、これらの様々な仕掛けのおかげなのだろう。バクマンで「シリアスな笑い」と呼んでいた概念はこれのことだと思うけど、原作者両名はこれを計算で生み出していたというのだから恐れ入る。
ほとんどのファンは拳王の「わが生涯に一片の悔い無し」を、ドラマとしてのクライマックスと考えているだろう。そこに異論はない。また、この作品をヒーローものとしてとらえれば、牙一族編からはじまる、ケンシロウとレイがダブルライダーのように共闘する展開も魅力的。
様々な切り口のある懐の深い作品だが、でも自分は、北斗の拳本来の面白さは初期のギャグ要素であると思ってて。その意味では、ジャギ・アミバあたりが面白さのピーク。
先日、そのアミバ編の終了を以て視聴を一旦終了したという次第。
昔の漫画家はほんとに戦後の荒廃したような舞台設定が好きだなー。